ヤニだらけの喫茶店で思った事。
とある街の、古い喫茶店。
長年積み重なったタバコのヤニで、
壁は真っ黄色。
今の時代、
チェーン店みたいに綺麗で整った店はいくらでもあるけど、
こういう店には、
“時間”が染み付いている感じがある。
珈琲はしっかり濃いめ。
軽食は妙にボリューミー。
そして、なぜか落ち着く(笑)
古い椅子、
少し暗めの照明、
年季の入ったメニュー表。
「昔から変わってないんだろうな」
という空気が心地いい。
そんな事を考えながら珈琲を飲んでいたら、
ふと、
通路を挟んだ反対側の席に座る女性に目がいった。
紙タバコを吸っていた。
最近は電子タバコが増えたし、
そもそも喫煙できる店も少なくなった。
だからなのか、
その姿が妙に印象に残った。
吸い方が綺麗だったんですよね。
慣れているというか、
無理してないというか。
煙草を吸う仕草って、
その人の空気感が出る気がする。
なんだかその店の雰囲気にも合っていて、
映画のワンシーンみたいだった。
「素敵な人だな」
そう思った。
もちろん、
声なんて掛けてない(笑)
でも、
帰り道でふと思った。
“ああいう偶然の出会い”って、
年齢を重ねるほど減っていくのかもしれない。
だからこそ、
記憶に残る。
街、
喫茶店、
珈琲、
煙草、
知らない誰か。
全部ひっくるめて、
なんだか良い時間でした^^
